|
とにかく大きな問題は
1.ルーフレールが無いこと。
2.それからルーフ自体が短いこと(ハッチバックだから当たり前)。
の2つ。
「1」についてはアウディから純正キャリアセット(スーリー製)が出ているので、これを使用。 ルーフレールが無いためドアに挟むタイプ(これキライ)になるがまあ仕方ないだろう。
|
|
「2」の方が頭を悩ませた。 クルマのドアを開けると推奨の取り付け位置にノッチが切られているが、この前後間隔は僅か68センチ。Aピラーの傾斜などからみても取付け位置を大きくずらすことは難しい。 |
|
そこで昔、3ドアハッチバックのパルサーに乗っていたときに使っていた「アシストバー」を使えないかと思い立った。 本来は後部ドアが無いクルマ用で、キャリアの前後間隔が極端に短くなるのを解消するためのオプションキットなのだが、これを後部ドア位置に取り付け、長いアシストバーで前後キャリアの間隔を拡げようという作戦。 キャリアシステムが新しいためフットは流用できずネットオークションで購入。 新品を格安でゲットできた。
ただしアシストバーは長さが75cmしかなく、スキーやスーリーのアタッチメントを取り付けるならちょうど良いのだが、長さ5メートルを軽く越えるシーカヤックにはキャリアの間隔がやはり足りなさそう。
写真は短い方が純正のアシストバー。 フットが取り付けてある長い方は、この間までベースバーとして使っていたもので断面のサイズは全く同じ。長さは110cm程ある。 これに交換して少しでも前後の間隔を稼ごうという魂胆である。
|
|
、、、で、取り付けてみた。
|
|
出来上がりはこんな感じ。 後部キャリアはクルマのルーフに乗っているだけでそれをアシストバーが押さえ込んでいる感じですね。 案外しっかりと固定されて、余程の負荷重がかからない限りは大丈夫そうです。
取り付け推奨位置を変えずに間隔を30cm以上広げることができました。前後間隔の実測は101cm、ホントはもう少しほしいところだけれどまあこんなものでしょう。 |
|
GPSアンテナとの干渉を考えるとやはりこれ以上ムリはしたくない気分。 |
|
全体のバランスはこんな感じ。前はともかく、後ろにかなりハミ出しています。道交法では、ハミ出しは車長の1/10までなので「違反」は明らかですね(汗)。
積んだまま少し走ってみました。スピードを出したり前後左右に振ってみたけれど見た目以上に安定感はあり、まあこれなら使えそうです。 |
|
アシストバーのフットとルーフとの間隔が意外とタイトで縦Gによる干渉が不安なため(新車ですから!)、こんなものを作ってみました。
東急ハンズで買ってきた強力マグネットシートにウレタンスポンジを貼り付けたものです。かなりしっかりと張り付き、風で飛ぶこともなさそう。 |
|
横方向にはまだ充分なゆとりがあり、シングル艇は勿論、上手くすればタンデムも載るかも。 また報告します。 |
ほーら載せたぜ、これで文句は言わせねエ(鼻高々)! というわけでこのGWにはフル稼働の予定です。 みんなもリアスに漕ぎに来なさい!
おことわり:上記のような取り付け方法はアウディジャパンもスーリー(キャリアメーカー)も推奨しておりません。 このレポートを参考に
取り付け、カヤックを積載したことによる、クルマやカヤックの不具合、事故についてリアスは一切責任を持ちません。
良い子はマネしないでね!
|
使用キャリアセット:
(すべてTHULE製)
|
ベースバー 869
フット 750
キット(取付金具) KIT1362
アシストバーセット 777
(アシストバー自体はスクエアベースバーを流用)
ロック 544
カヤックアタッチメント 835
|
|
(おしまい) |
|